前回は、World of Warships(WoWs)に似ているゲームがあるよ。程度の概要でしたが今回は、実際にプレイしてみます。
まずは、前回端折ったチュートリアルからです。
水上艦艇のチュートリアル
最初は、BasicTutorialと言うことで船の操作方法です。前進、後退、右、左ですね。
一応ゲーム中にF11キーを押すとキー配置が表示されるので問題ないのですがせっかくの親切チュートリアルですからね。
Startをクリックして開始するとまずは、待機カウントダウン。World of Tanks(WoT)やWoWsでお馴染みマッチング後の待機30秒と同じです。コレは、実際のランダムプレイの際もこんな感じで始まります。
船の操作方法が表示されるので指示通りに黄色いマーカーの位置まで移動していきます。
操艦方法
w=前進、s=後進、a=取舵(左)、d=面舵(右)と大抵のオンラインゲームと同じです。ただ、このwとsは、押し続けている間だけ進むというキーになります。WoWsのように一回押すと1速、2速と速度を固定したい場合は、前進=R、後進=Fキーで可能です。
攻撃方法
船の航行操作と言いつつも砲撃の練習も有ったりします。
中央の逆三角を敵艦に合わせてマウスの左クリックで発砲です。
WoWsと異なるのは、照準にWoT方式が採用されている事です。照準の絞りがあるので標的に照準、即発砲だと広い範囲に弾を巻きます。命中させるには、散布域の緑の点線が照準の周りに現れるのでそれが絞り切ったら発砲するようにします。
弾は、その緑の点線の内側のどこかに飛んで行くという事になります。
命中すると与えたダメージが数字で表示されます。敵艦の残りHPも敵艦の頭上に数字とゲージで表示されているので分かりやすいです。
下のスコープモードは、Shiftキーです。マウスのホイールで拡大、縮小が可能です。
武装選択方法
砲撃の次は、魚雷です。この艦の場合は、キーボードの2に魚雷が割あたっています。
そうです。このゲームの武装は、キーボードの数字キーに割あたっています。1が主砲、2が魚雷、3が対空砲、4が爆雷です。
魚雷の照準は、下の画像のように真っ直ぐの線が伸びますのでそれが射線です。左の方に見えるのが航走中の魚雷です。このゲームもわんぱくフリッパー並にすごい飛沫を上げて走って行きます。
まぁ、その御蔭で魚雷を避けるという動作が可能なのですけどね。
WoWsと異なるのは、WoWsだと魚雷は、魚雷の視界という物がありますが基本このゲームは、魚雷が発射時から見えます。魚雷の射程が4km程度と短いからという事もあるのでしょうけど。
せっかくなので他の兵器も使ってみました。
キー3の対空砲ですがこの艦だと高射砲です。マウスの左クリック1回で1発ポンッという感じで上空に映画などでお馴染みの黒煙が舞います。性能などをみると効果範囲というのがあるのでちゃんと高射砲らしく上空で炸裂して破片を撒くようです。
キー4の爆雷です。この艦だと後方にポットンと落とします。当方のPCがヘボイのでファンタジーな描画になっていますが実際は、水しぶきです。
爆雷は、それなりに爆発します。ただ、映画「眼下の敵」のようにすごい水しぶきが上がるわけでは無いです。これで深深度の潜水艦とも戦えます。実際の対潜戦闘に関しては、Advancedチュートリアルでも練習しますが後述の潜水艦の部分も読んでください。
で、魚雷です。命中すると結構派手に爆発します。
魚雷の照準ですが下の画像だと緑色の線が有効射程です。その手前の白(灰色)は?なんと安全装置が働いて信管が作動しません。なので近距離の場合は、緑色で捕らえないと魚雷が爆発しません。
近距離から魚雷の命中を見るとこんなに派手です。音も凄目ですしね。ちなみに島等に命中した際も爆発してそれなりの音を出すので「あれ?当たった?」とか思う時も有ったりします。それと魚雷の再装填も時間が結構かかります。
と、いう具合で移動と静止目標への射撃を練習すると終了です。いくらかのシルバーが貰えます。
その後のレーダーと無線チュートリアルだとだいたい同じなのですが視界や無線の使い方を習います。
チュートリアル中敵艦に発砲しようとしたタイミングで突然下のような画面になって視界がどの範囲でとか強制的に画面変更ですが解除された際にちゃんと塩梅良く行くようになっているので安心してください。
移動目標や敵からの発砲もあります。移動先を予測して少し前方に撃ち込みます。その際に照準が絞られるのを待ちます。WoTのように数百mという距離に1発だけだと非常に鬱陶しい仕組みですが水上戦のように数km先でゆっくり動く大きな目標に対して複数発撃つ場合は、殆ど気になりません。散布界がどの位か分かって逆に良かったりします。
で、終わるとやはりいくらかのシルバーが貰えます。
アドバンスドチュートリアルは、自艦が重巡洋艦の加古になります。
装備が主砲、副砲、魚雷、爆雷になるので1から4まで順にキー配列が割当たります。
副砲を使用してみましたが基本的に主砲と同じ照準方式です。主砲が装填中の間に副砲で補完という使い方が想定できます。WoWsのように自動では、ないので結構忙しくなりそうですけどどれを撃つかは、自分で決められるので良いかもしれません。ただ、やはりダメージは、ショボいです。
他にも軽空母等が標的として出てきます。最後に潜水艦に爆雷を落として撃破できると終了です。
練習内容は、下の画像のようになります。
ランダムプレイ
それでは、実際にランダム戦を行ってみます。使用する艦を選択して画面中央下部にあるオレンジ色の「Start」ボタンをクリックするだけです。同じでしょ?えっ何と?
開始するとマッチングです。なにか既視感のある画面です。
マッチング後の待ち時間。画面レイアウトも見慣れた画面。初めてプレイの筈なのに初めてじゃない気がします。
最初のプレイ時は、チュートリアルと同じで更に操作説明が出ます。
左の緑バーが速度で1個の緑ブロックが前進1速、2個の緑ブロックで前進2速です。赤だと後進。その下にある見づらい青い矢印が舵の状況。
右のバーは、HPです。被弾、座礁、魚雷の警告もWoWsのようにこの周辺に出てきます。
何か初めて行う度に操作説明が出ます。
これは、WoWsのように減速よりこっちの方が良いかなと思ったのが画面端に到達した際の処理。壁にあたったかのように速度0です。壁ずりとか出来ずに停止なので良いマトです。
島に当たりそうになるとWoWsよりも早めに同じような警告と警告音が出ます。
魚雷が来るとWoWsと同じように魚雷マークが照準の周りに出ますし警告音性が響きます。「トーピードーなんちゃら!!」とか結構良い感じの緊迫感だったりします。
で、ゲームの目的は、基本WoWsと同じです。敵陣地を占領や中央の1個の陣地取り合いです。
陣地は、WoWsのようにブイでは、なくただの円です。
占領中に良いと思ったのが占領中や邪魔している艦艇数が出てくる事です。
ゲーム終了時の結果画面。
2ページ目。最初なのでビリッケツ。ケッ!
3ページ目。事細かく戦闘結果が表示されます。まるでWoTです。頑張ってます。
一応戦功褒章もあるみたいです。
潜水艦の使用方法
潜水艦を取得するとまたチュートリアルが可能になります。
潜水艦も浮上の状態から開始です。
基本操作は、水上艦艇と同じです。
が、潜水艦は、水中に潜行可能だから潜水艦な訳でこのゲームも潜水が可能です。
潜行は、Zキーで浮上がXキーです。Zキーを押すと潜行中を示すバーが表示されて一杯になると潜行完了です。
潜水艦の状態には、3種類あります。浮上、浅深度、深深度です。Zキーで2回潜行すると深深度になります。
浅深度状態です。この状態だとなんと敵の魚雷が命中します。ただ、艦砲は、当たらないようです。
潜水艦側は、魚雷が撃てます。
深深度状態です。魚雷が当たりません。この状態の潜水艦へは、爆雷攻撃しか攻撃出来ないみたいです。
そして潜水艦側もこの状態だと移動しかできません。かなり遅くなりますけど。
そして潜水艦なので当然潜行可能時間があります。下の画像の黄色四角部分が潜行可能時間です。これが0になるとどうなるか?すぐには沈みません。が、数秒後に沈没。なので0になる前に浮上して空気を補充する必要があります。浮上すると潜行可能時間が少しづつ回復します。
浮上中の潜水艦は、艦によって主砲や機銃等がありますのでそれらが普通に使えます。潜行中は、潜水艦からの攻撃は浅深度の時のみ魚雷が使えます。スコープモードにするとペリスコープのようにヘアクロスが中央に出ます。ただ、魚雷の射出可能な角度が数度変えられるので下の画像は、中央に合っていませんが気にしなくて大丈夫です。潜水艦の魚雷も安全距離があります。魚雷発射管の数だけ連射可能ですが打ち終わると再装填まで時間が必要です。
で、終わるとやはりいくらかのシルバーが貰えます。
最初に取得した潜水艦は、日本の呂11型。日本海軍初の独自建造潜水艦だそうです。でも、戦歴無し。
ちなみに伊号は、艦の排水量1000t以上、呂号は、500-999t、波号は、499t以下と等級分けされていたから。
イロハニホヘトのイロハです。
開発すると魚雷の射程が数百m伸びます。
当たり前ですが他の潜行中の潜水艦の上を浮上状態で航行可能です。ちなみに照準の下にあるマイナスネジみたいのが4個並んでいるのが魚雷発射管の状態。装填済みか装填中がここで解ります。
下の画像だと見づらいのですがなんとこの潜水艦は、浮上中に砲撃を受けて炎上中です。慌てて潜ったのですが潜行しても火が消えません。むむ。ちなみに浸水もしているのですが潜行可能です。
潜行可能な時間は、この艦だと3-4分程度です。
で、酸素が切れると・・・。15秒位は、平気みたいです。でも15秒では、浮上ギリギリ。
この後は、深く静かに潜行していきましたとさ。
最後に
正直驚きです。
日米独の艦艇は、概ね揃っていますし他の国の艦も数個ですが有ったりしています。艦の開発ツリーを見るとWoWsと異なる艦も選択されています。潜水艦も絶対の存在では、無いですし対空砲が自分で撃てたり何かよく出来ているような気がします。
特に、多少画質が落ちてもゲーム全般が軽いのが良いです。
中国企業というとファーウェイ、レノボや百度(baidu)の件などもあり胡散臭いイメージですがこのゲームは、一応Steamという欧米企業の仕組みの中で配布されているのでマシな気もします。
Wargaming.netが3年位構想や実験でもんどり打っていたのは、何だったのだろう?という気がします。
似通った要素の上に独自のアイディアも載せて居て悪く無い気がします。
多少気になる点もありますが「やるな中国人!!」という感じです。
イギリス戦車ツリー本搭載後開発が再開されるというWarThunderの海上戦闘ですが随分とハードルが高~~~くなった感があります。
では、では。
2015年11月15日追加:その1へ「後出しの事はある!?中華版WoWs?とも言えるSteelOceanを試して見ました。[SteelOcean]」
コメント
最後の文章、「敷居」じゃなくて「ハードル」じゃね?
確かに正解です。修正します。