今回は、アメリカのTier3戦艦のSouthCarolina(サウスカロライナ)についてです。
この艦の一番の特徴といえばそう、その前後にある通天閣のようなマストです。
当時の他の艦艇は、1本柱か3本柱が多い中、格子状の檻のような構造で見張り台を載せています。「籠マスト」と言うらしいです。
で、この「籠マスト」は、この艦型のみで終了になります。原因は、同型艦のミシガンで砲身の破裂が発生した際に破片が「籠マスト」に当たるのですがそれがこのマストの倒壊事故に繋がったという事でもっと頑丈な構造にする必要があるという事になり後の戦艦達では、「籠マスト」は、不採用になります。
このマスト前後の中腹に時計が付いているのですが「籠マスト」だとデザイン的にここに時計が有ってもおかしくないというか当然のような気がします。
ただ、アメリカ人が時計を気にする程時間に拘っていたのか少々疑わしい気もしますが。こういう集団行動を行う場所で皆が見る位置にある時計は、日本だと5分進められている事が多いので迷惑だったりもします。
ちなみにWoWsでは、消耗品の箇所で大時計Ⅰをクリックして大時計Ⅱにすると5分前行動が取り入れられ砲の装填速度が上がる・・・という特殊機能は、付いていません。ただの飾りです。にゃは。
攻撃力
主砲は、4基の連装砲塔に30.5cm砲が8門と結構な火力です。海面を撃つと上の画像のように結構水しぶきが上がります。
どこかのヘッポコ戦艦のように砲身が自重でシナッテ当たらないという事も無くそれなりに安定した弾道です。
ただ、射程が10kmから開発しても11kmと戦艦の割に短いので開発された重巡洋艦や戦艦に射程圏外から一方的に撃ち込まれる事が多々あります。
防御力
駆逐艦の徹甲弾は、弾くみたいです。ただ、駆逐艦の榴弾は、砲塔でも破壊される事が稀にあるので良く分かりません。上の画像を見るとTigerⅠの砲塔のように「鉄板を組み上げました」という感じの砲塔である事が解ります。
それなりの防御力という事でしょうか。まぁ、1万6千トンの戦艦ですからね。
機動力
旧型戦艦らしく鈍足です。16ノットから開発して18ノットですが他の艦と一緒の行動は、無理だと思った方が良いです。戦艦妙義や各種巡洋艦等からは、ズンドコ置いて行かれます。
最後に
このゲームで最初に手に入るアメリカ戦艦ですのでそれなりなのだろうと思いましたがやはりそれなりでした。
日本の戦艦河内と比べれば格段に上だと思いますがやはり初期の戦艦だけあってそれなりです。足が遅く射程も短いので何もない海原をよちよち一人で行動していると突如ドッカンドッカン砲弾の雨に見舞われます。基本的に島の影等で身を隠しながら敵艦に接近して敵戦艦が味方の遠方の戦艦と撃ち合っている間にペコペコ近くから撃っては、隠れ撃っては、隠れとかして少しだけ支援する程度の方が役に立つ気がします。開発が終わっている戦艦金剛クラスに1隻で立ち向かおうとか無謀だと思います。徹甲弾で防御区画抜かれる事が多いです。
後は、後方で突っ込んでくる駆逐艦や巡洋艦をけん制するか敵の落伍艦を皆でタコ殴りする位でしょうか。
砲弾が届けばまだ良いのですが相手の逃げる速度の方が圧倒的に早いので正直ストレスが溜まる戦艦です。
この艦型は、歴史的にもそんなに戦艦らしいことせずにスクラップになっていますのでそんな程度なのです。
ビリケンさんのいない通天閣等そんなものです。
では、では。
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